こんにちは、広島県福山市 はなえみ歯科 副院長の平田まどかです。
さて週末はというと、
歯内療法(歯の根に関する治療)の分野で専門医としてご活躍されている牛窪敏博先生の御講演に参加してきました。
主に都市部での開催が多い勉強会や学会。
独身時代は気軽に参加出来ましたが、子供達が産まれてからはなかなか難しい事も多いです。
しかし歯科治療も日々進歩していますから、今回福山で、この分野のスペシャリストである先生の御講演を聞く事が出来るのは大変ありがたい事です。
日本は神経を取った歯の再治療が大変多いです。そして再治療は、被せ物や金属の土台が入っていたり、細菌感染を起こしているので、非常に治療が複雑で困難です。
結果、歯を失うことも多くあります。
私が感じたのは神経を取るような大きな虫歯には絶対にならないほうが良いし、もしなってしまった時は最良の治療をしなければならない。ということ。
つまり、”予防”と”治療”は歯科医療の両輪であり、どちらか片方だけでは成り立たないということになります。
そして、その価値を患者さんと共有できるように情報を発信していきたいと思います。
しかし、日本では良い器具や良い材料、良い治療方法があっても、保険制度の問題などから実践するのが難しい現状があります。
当院では、改善・工夫の努力を惜しまず、少しでも日々の診療に還元できるようにしていきたいと思います。
当院でおこなっている治療手順を再確認することができたのもよかったです。
見えない所だからこそとことんこだわる。結果、大切な歯が残る。そんな歯内療法専門医の先生の姿勢はカッコイイ。と感じました。